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病気にならない社会とはいかに の巻

 誰とは申しませんが、某党総裁選に立候補されている某氏が、こんな事を言ってみえました。

「社会保障の仕組みを根底から変えていきたい。病気にならず、介護を受けずに済む社会を作らなければならない。答えは1年で出す」 ソース

 ほぉ。

 医療・介護業界に身を置く私からすれば、こういう理想論を語る政治家が一番信用ならないです。おそらく、現場の事は何ら知らない、本当に思い付きだけの一般受けを狙った綺麗事としか思えません。ただまぁ、こんなので一般受けするとも思いませんが。

 ”介護を受けずに済む社会”

 そんな空想より、現実的に、”介護に従事しやすい社会”、”介護を受けやすい社会”に関して真摯に考えていただける方に、国のトップになっていただきたいと、私は思うのです。

 私は某党の党員でもなんでもないのであれですが、マスメディアはどうやらこの方を全面的に応援しているようなので、まぁ、私がまったくもって存じないだけで、それはもうノウリョクの高い方なのだろうと拝察いたしますが…。

・・・・?!

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ひぃ! す、すみません!!
(((((゜д゜;))))ガクガク

 

敬老の日のご馳走 の巻

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今日は、敬老の日でした。

そして、今年も、敬老の日は入居者さんに日頃の感謝を込め、厨房スタッフが一生懸命腕によりをかけたご馳走を作らせていただきました。

にも関わらず!

厨房写真担当のスタッフSが、こともあろうにご馳走の撮影をすっかり失念しておりました。

せっかくのご馳走を掲載できなかった不始末、ここに、お詫び申し上げます。

※絵はフィクションです。実際の厨房さんはとても良い方ばかりです。悪いのは、すべてSです。

 

こんな本読みました の巻 ~25~

 百田尚樹作品は寓話である『カエルの楽園』と、エッセーである『大放言』ぐらいしか読んでませんでしたが、先日『海賊とよばれた男』に圧倒されて以来、立て続けに時代小説『影法師』を読み、さらに続いて、本当に今更ながら、こちらにたどり着きました。

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『永遠の0』
百田尚樹・著
2009 講談社文庫

 小説を読んで泣いたのは初めてです。いや、もう圧巻です。

 内容としては、祖父が実の祖父でない事を知った姉弟が、本当の祖父がどういう人だったのか興味を持ち、祖父を知る人たちを訪ねて、その生き様を聞くと言うものです。

 現代に軸足を置きながら、回想の過去へ何度も足を運ぶことで大東亜戦争の中で海軍航空隊として懸命に生きた祖父の人生のピースがひとつひとつはまっていき、最後に出た答えは、孫たちの人生すら変えていきました。

***

 戦時中の事、軍の上層部がいかに愚かで無謀だったか、彼らが素晴らしい若者たちの命をいかに軽視したか、そして、南方での戦いがいかに過酷であったか、よくもまぁここまで詳細に、生々しく書けたものだと言う事に感動しました。

 軽薄な平和運動などを行っている左寄りの人が書いた本ならお馴染みのイデオロギーによる脚色かと思いますが、普段保守的な発言の多い著者だけに、戦禍の描写では痛切な戦争への憎しみがよりストレートに伝わってくる思いです。

 9年も前の本でいまさら感想を述べるのもあれですが、あんまりに心を揺さぶられたので書いてしまいました。

 

見たことありますか?桑名といなべのハザードマップ の巻

 昨今、毎年のようにすさまじい天災が日本各地を襲い、甚大な被害を出しています。

 ただ、決して自然は昨日今日猛威を振るったわけではなく、太古から、それこそスサノオノミコトの八岐大蛇退治は洪水防止の治水政策の話だったという説があるように、自然の荒ぶる面も恵みの面も享受しながら暮らしてきたのが日本だと思います。

 ところが、文明が発達して、いつしか日本人は、自然は征服できるものだと思い込んでしまったのではないかと思います。人も自然の一部、自然に克つことも逆らうことも、なだめることも阿ることもできないのなら、やはり災害も前提として自分たちを守る工夫をせねばならないのだと思います。
 
【桑名市洪水ハザードマップ】
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 【桑名市津波ハザードマップ】kuwana-hazard2.jpg

詳しくはこちら(桑名防災ハザードマップ
 
 こうして見ると、桑名と言う土地は、木曽三川の河口にあり伊勢湾の汽水域に位置するため、津波よりも、堤防決壊時の洪水の被害がかなり広範囲に亘ってしまう事が予想されます。


【いなべ市防災ハザードマップ】
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詳しくはこちら(いなべ市防災ハザードマップ

 一転、海や大きな川から離れているいなべ市は、藤原町を中心に大規模な土砂崩れの被害が大きくなりそうです。

 改めて、避難計画は画一的なものではなく、住まいの地域のリスクを知って、それに合わせた対応を考える必要があると思います。我が家のように、非常持ち出し袋を買っただけで安心していてはダメですね…。

 お勤めの方は、勤め先で被災する場合も、もちろん考えておかねばなりません。

 「地震・雷・火事・親父」が怖いというのは、なんだか、改めて冗談ではない気がします。※ちなみに親父はお父さんではなく「大山嵐(おおやじ)=台風」から来ていると言う説もあり、ますます今も昔も、と感じてしまいます。
 
 自分や家族の命を守るのは、まずは″自助”ですね!ここを見たのも何かの天啓、今一度確認をお願い致します。

 

ジッジ、サ高住へ の巻

 私事ではありますが、同居していた90歳になる祖父が、先日サ高住へ入居する事に決まりました。

 もともと我が家は私の祖父母と母の3人のところへ、孫である私夫婦と子供が同居する形になり、結果的に4世代8人が暮らしておりました。
 祖父は数年前から認知症も少し出てきていて、加えて昔の仕事の後遺症による塵肺のため肺炎なども繰り返しており、要介護状態でした。
 早くから祖母と母の間で「施設へ入れる」と言う話になっていたのを、私が止めていた経緯がありました。
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 今年の夏いよいよ体調を崩して、これはもう長くないかもと言う状態になったのを、不思議な底力で回復した祖父でしたが、いよいよ祖母と母が介護の限界を訴え始めたのでした。

 個人的には、訪問リハビリに携わる中で、我が家よりはるかに介護が大変ながらそれでも在宅ケアを選択された方をたくさん拝見していたので、私としてはまだまだ家で看られると主張したのですが、そこは孫と言う一歩弱い立場なので、娘である母の意見と妻である祖母の意見に譲歩する形になりました。

 施設へ預けるーーー

 施設に勤める立場にも関わらず、自分の家族を預けることになるという、”入居者家族”側に自分が立つ事を、恥ずかしながら今までイメージしたことがあまりなかった事に気が付きました。

 いざ入居先を探すとなった時に、大切な家族にとって少しでも良い場所を、と言う時に最も大切なのは、「職員の質、雰囲気」だという事に、改めて気が付きました。

 自分は、果たして自分が関わっている入居者さんに対して、そういう応対ができているだろうか。家族に対して「この人なら安心」と言う存在でいられているだろうか。
 改めて、日々の仕事が、同じことの繰り返しであってはいけない目の前の一人一人が、誰かの大切な人なのだと、心を引き締める思いになりました。

 長々と読んでいただき、ありがとうございました。祖父は無事、とても感じ良い職員がいるサ高住に入居することになりました。
 家で最期を看取ってやりたかったという気持ちは恐らく消えることはないのですが、それでも、今最善の選択肢を選んだと思っています。