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医院の敵は”病み”ではなく、”闇”だった の巻

 先日新聞を見ていたら、ちょっと驚く記事がありました。
 『「医療・福祉」の倒産最多 経営難、暴力団つけ込む』と言うものです。

 一昨年あたりから医療・福祉関係事業の経営難から倒産がかなり増えているようで、そこに暴力団や悪質なブローカーが目をつけているとの事。

 彼らは、潰れそうな医療機関に身分を隠して接触し、「診療報酬請求権」を買い取って荒稼ぎしているそうです(ソース)。

 どういう事かと言うと、通常医療機関は、診察をすると患者さんから何割かの自己負担分を貰い、残りを健康保険組合等に「診療報酬」として請求します。ところが、それは請求してから審査を経て2ヶ月ほどしないと得られません。
 そのため、資金繰りに困って今すぐにでもお金が欲しい医療機関は、その請求権そのものを売ってしまえばとりあえず現金化できると言うわけです。
 
 診療報酬と言うのは基本的に国からのものなので、不正請求や誤請求がなければ基本的には”取りはぐれ”が少ないので、確実に吸える甘い蜜はさぞかし美味しいのでしょう。

 しかしまぁ、こういう悪どい人たちは、人間のいろんな弱みを見付けてそこにつけこむのが本当にうまいものですね。
 四六時中、寝ても起きても人を陥れることだけにその脳神経を活性化させ、人の苦痛への共感性を司る前頭葉はさぞや衰退しているものと拝察いたします。

 それにしても、医療・福祉機関がそれほど多く潰れるのは、果たして自然淘汰なのか、それとも社会保障の制度の問題なのか…。
 事業所に壊滅的な打撃を与える様な修羅の如き報酬改定が数年ごとに起こるこの業界。決して、我々も他人事ではないのです…。

 
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