雨の女人高野 の巻

 有給休暇をいただき、独りで旅に出ることにしました。

 行きたい所は多々ありますが、一応子供たちも帰ってくる昼過ぎぐらいまでに帰宅しようと思い、今回は奈良の中でも外れにあるのでなかなか行けなかった「室生寺」へ行く事にしました。

 空海の開山した女人禁制の高野山に対して、同じく空海にまつわりながらも女性の参拝が可能であったことから、「女人高野」と呼ばれたそうです。良い響きですね、女人高野。

 員弁から1時間半。名阪国道を通って「小倉I.C」で降りて「やまなみ街道」を走り、ようやく到着。奈良県は宇陀市にあります。
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朱色の太鼓橋を渡ると山門。そこを右へ抜けると仁王門が。

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境内でまずあるのが金堂。ご本尊である「釈迦如来像」及び脇侍や十二神将。
堂内は外縁からしか拝観できず、仏像までちょっと遠いのが残念。

 聞けば来週から特別拝観で堂内に入れる(別料金)らしいのですが、例え入ったにしても仏像までには仕切りもあるので近づけるわけでもなく、それなら普段から堂内までは入れてくれてもいいような作りでした。

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本堂を過ぎると、国宝の五重塔が。
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檜皮葺の五重塔って初めて観ました。
にしても、案外小さい…。

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その五重塔の脇を抜けて、更に進みます。

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雨のおかげで、苔が映えてとても美しい…。

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更に、山道を奥へ進んでいきます。
目指すはその名の通り「奥の院」

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結構きつい石段がずーっと続いて行きます。

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霧と言うのか霞と言うのか、雨のおかげで幻想的。

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ようやく、てっぺんが見えました。
カリン塔の頂上にたどり着いた悟空の気分。

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到着!!

 到着するまでの景色がとても良かっただけで、頂上は取り立てて何かあるわけではありませんでした。ただ、奥の院だけでしかない御朱印もあるようなので、目的の方は頑張って上って下さい。

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室生寺の御朱印。
左は秋限定の青龍ver. 右はご本尊の御朱印

 御朱印は仁王門の所と、本堂と、奥の院の三ヶ所でいただけますが、種類がとても多いです。

 さて、室生寺ですが、総合的にはかなりお勧めのお寺です。紅葉の季節や春のシャクナゲが有名なようですが、できれば、境内散策は雨上がりがベストかと思います!
 
 奈良は、全国屈指の名所があるのに観光客が少なくて好きです。
 
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こんな本読みました の巻 その拾伍

 久々に、読んだ本のご紹介です。

 本は毎月せいぜい3~4冊とは言え一応読むのですが、巷間で話題の本!とか、○○賞受賞!とか書いてある本は一切読む気がないと言うひねくれ者なので、ここに書けるような本がないのです。

 さて、久々に書くのは、こちらです!
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『動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』
福岡伸一・著
2017 小学館新書

 「生命とは何か」などと仰々しく見出しがありますが、決して難しくないように書かれているので、読んでいて「へぇ」「なるほど」がたくさんあります。

 生命とは何か。37兆個の細胞でできているに過ぎない人間は、決して部品が組み合わさなったプラモデルではない。では、命はどこにあるのか。これは以前読んだ哲学的な本ともリンクする命題です。哲学と科学が、同じことを突き詰めているのは面白いです。

 命とは、エントロピー増大と言う自明の流れに逆らいながら、新陳代謝を繰り返す事によって平衡を保つ営みそのもの。命とは、流れそのもの。ちょっとした感動すら覚える内容でした。

 蛇足ですが、食物の代謝に関する話のこぼれ話で、コラーゲンは完全に分解されて吸収されるので、コラーゲンとして肌やら関節やらに届くことはありえない、とありました。
 健康食品ってのは一体何なのでしょうね。また、コラーゲンは肌に塗っても届きません。
 
 秋の夜長に、ぜひとも読んでいただきたい一冊です。

 

投票だよおっかさん の巻

本日、衆議院議員選挙の公示日です。

よく聞く「公示」とは何だろうか、コトバンクで少し調べましたらば…

 「公示」とは天皇陛下の詔書で行われる国事行為で、「衆議院議員選挙」と「参議院議員選挙」の選挙期日を告知する事を指し、衆院選は投票日の12日前まで、参院選は17日前までに行うそうです。

 ちなみに、その他の選挙は該当地区の選挙管理委員会が行うので、その場合は公示ではなく「告示」と言うそうです。
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 毎度の事ですが、なかなか若い人の投票率が増えないのが寂しいところ。
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総務省ホームページより

 ネットで客観的な情報を得られる若い世代の方が、テレビやラジオの一面的な報道の影響が少なく、より冷静な判断ができていると思います。そんな若者が投票に行かないのはもったいない!

 「どこにも投票する人がいない」なら、白票でも良いのです。投票所にて投票用紙を受け取った人の年代が全て集計されるので、若い人が投票しないと、若い人の為の政策がなかなか作られないのです。

 我が家は、日曜日の朝起きて着替えたら、ご飯を食べる前に投票所へ行くのが毎度の習慣になっています。子供に、親が投票している姿を見せる事も大事なのではと思うのです。
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改めまして、10月22日、投票日ですよ。

 

いざかぐや、穢きところにいかでか久しくおはせむ の巻

本日は、中秋の名月

旧暦8月15日を指す日を、そう呼ぶそうです。

旧暦では新月の日を「朔日(ついたち)」とするので、そこから数えて15日目と言う事なのですが、15日目が必ずしも満月にはあたらないのが憎いところです。

今年も、満月はなんと2日もずれて明後日だそうです。
それでも、綺麗な月が見られることに変わりはないので、ぜひぜひ、年に一度ぐらい、部屋の灯りを落として、月を眺めてみてはいかがでしょうか。

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ちなみに上は、入居者さんの貼り絵用の絵と言う事で描いてみた「竹取物語」の最後の場面です。
月つながりと言う事で、ちょっと貼ってみました。
それにしても、改めて竹取物語を読んでみると、ひどいもんです。

20年もかぐや姫を世話させた挙句、迎えに来た月の使者は、翁に向かって「かぐやは罪を犯したので罰として汚い所で過ごす事になった」だの、「かぐやを養ったおかげで裕福になってよかったな」だの、およそ感謝の言葉のひとつすらないのです。

月は、公転周期と自転周期が同じため、地球からは同じ側しか見えません。
月の裏にはもしかしたら、こういう連中が住んでいたりするのかも。
…などと思いながら今宵は月を。