言語聴覚士(ST)向けイラスト の巻

職場の言語聴覚士のHさんから、
「言語リハビリ用の絵カードが欲しいけれど、ネットを探してもなかなか良い絵がなかったり、あちこちから拾ってくると絵柄が一貫してないから困ってるんよねー」と言うお話を聞き、それならば人肌脱ぎましょうか、と描くことになりました。
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こちらは「男の子が荷物を持っている」と言うテーマ。
 箱がどこかの企業のロゴに似ているとしても、それは全くの偶然です。
 帰宅してA○azonの箱が家に届いていると嬉しくなるのは私だけでしょうか。いえ、絵の箱とは一切無関係です。
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こちらは「男のが犬に噛まれている」と言うテーマ。
 これだけなら何て事ないのですが、Hさんから「あまり、”ぎゃぁっ”と言う感じは出さない程度の緩さ、それでいてじゃれているのではない噛み具合で」と言う実に面倒な注文がついたので、なかなか難しかったです。

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これらの絵を、Hさんがラミネート加工してくれました。

 ただのラクガキ絵が、素敵なカードになって何だか感激です。
 こちらにアップしてあるので、こちらをご覧になっているSTさんでご入用の方がおみえでしたらお使いください。セットで500円です(←嘘)  →→イラストはこちら


 
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発達障害について の巻

「発達障害」は最近特によく耳にするキーワードです。

発達障害は、大きく「広汎性発達障害」「注意欠陥(欠如)多動症候群」「学習障害」があります。
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 それぞれの詳しい解説などは様々な書籍やサイトなどがあるので見て頂くとして、ここでは少し「生きづらさ」について書かせていただけたらと思います。

 自閉症スペクトラムがあったりすると、聴覚が過敏になったり嗅覚が過敏になったり、様々な刺激に反応しすぎて、社会生活に支障がでてしまうほどになる方もいるとの事です。

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 どんなことにも、アンテナの感度が良すぎて、他の人にわからないような情報まで拾って脳が処理しないといけない状況は、ほんとにつらいと思います。
 「視野を広げろって言うけどさ の巻」でも触れた事がありますが、我々は普段、様々な情報の中から自分にとって必要なものが何かを無意識に取捨選択していますが、これは”極めて高度ないい加減さ”であって、これができないと未完成ロボットのように思考は停止してしまいます。
 アンテナが弱く、感覚にも他者の痛みにも鈍感な人の方が、いかに生きやすいだろうと思います。

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  色んな刺激を回避するために、一人の時間に入り込む。結果的に、他の「一般」の人の輪には入れないのです。
 こんな中で、誰一人、この子たちの声に耳を傾けなくなったら、この子はどうやって社会の中で自分を見つけていけばいいのだろうと思います。
 いわゆる「引きこもり」と呼ばれる人の中には、怠惰なだけの人もいるかもしれませんが、誰もがこういう子達を認めてあげなかった帰結である場合も、少なくないように思います。

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 我が家にも一人、「自閉症スペクトラム」の男の子(7さい)がおります。地図が好きで、「国道何号線はどこからどこまでで…」とマップルを開いて一人で頭の中で旅をしています。とんでもない記憶力を発揮するかと思えば、ごく単純な文脈を読むような国語の問題がわかりません。
 何度言っても直らない生活習慣に対して、親としてついつい怒ってしまう事が多いですが、これは本人ではどうしようもない事なのだと思い直すと、怒った自分を責めてしまうことも度々です。

 一般の人が「生きるのが大変だ」と思う何倍も、発達障害の子達は我々が素通りできている事にまで窮屈さを感じていて、”常識”だとか”普通”だとかという得体の知れない妖怪と日々戦っているのだと思います。
 この子達が、本当に笑顔になれるような社会が来るにはどうしたらよいのでしょう。

 社会が少しでも寛容であってほしいと願っています。

 

 

飲み会と言う名の戦場 の巻

 昨日、弊社代表の伊藤や、地域のケアマネの方々、K病院の理学療法士(PT)さん、A薬局の薬剤師Kさんなど、総勢10名で地域連携と言う名の飲み会がありました。
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©やなせたかし(一応)

 様々な職種の方の話は、非常に勉強になり、刺激にもなります。
 …が。
 こんな事を言ってはあれなのですが、私(PT♂)は飲み会と言うものが大の苦手です。

 他人とのコミュニケーションが苦手な私にとって、飲み会は、さながら「言葉」と言う銃弾が飛び交う戦場なのです。
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 そんな私も、飲み会に出るとなった以上、防弾チョッキを着こみ、武装して挑むのですが、それでもなるべく戦死するリスクを回避するため、極力部屋のをとるようにします。

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角をとる事で、挟み撃ちにあう危険を回避できるのです。
上の絵は決してつまらないのではなく、安堵している表情です。


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 更に角をとるメリットとして、上記のように戦況を観察できる点が挙げられます。視野を90°に絞れるため、守備範囲が狭くて済むのです。これは、私にとって実に精神的に楽なのです。
 壁がある事による安心感は計り知れないものがあります。

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 なお、角を取れなかった場合は、上のように挟まれる事となりますが、この場合はできるだけ自分の左右がどちらも二人以上になるようにし、自分の両側で話が盛り上がる状況になればしめたものです。上の絵は、見ての通り安堵している状態です。
 
 それでもどうしても激戦地に放り込まれた場合は、極力自分の話はせずに、話の主導権を相手に渡して、話を聞く側に徹します。ごきげんよう小堺一機作戦の決行です。これにより私は、相手の顔色を見ながら、興味のありそうな話題を振りつつ、同時に次の話題を考える技術が身に付きました。
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そんな神経をすり減らす飲み会が終わって家に生還すると…
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ほぼ毎回、こうなります。


 こういう私の話を職場の看護師さんたちに話したところ、まるっきり共感を得られなかったばかりか、気の毒な目で見られてしまう結果になってしまいました。
 「あーわかる!」と思って頂ける方となら、私は一緒に飲みに行ってみたいです。

 長々と、駄文を失礼いたしました。ちなみに下戸です。

 

とんでもねぇよ の巻

 私も語彙がないので偉そうなことは申せませんが、それでも、日ごろ耳にする言葉で、店員さんなどから敬語でもない変な言葉が聴こえてくると、何だか気になったりします。

よくあるのが
●「ら」抜き言葉
 ”食べれません” ”見れません” など。
 最近は若いアナウンサーですら普通に使うので、そういう時はイラッとします。
  
●「~のほう」の誤用
 ”課長の方は、いま席を外しております”
 これも良く聞きます。
 「~のほう」は方角などを表すものだと思います。

●「~になります」の誤用
 ”こちらが、オススメ料理になります”
 「なる」は変化を表します。「お前は料理になるんかい」とツッコミたくなります。


そして、意外に知らない人が多いのが…、


●「とんでもございません」は間違い
 「とんでもない」がひとつの形容詞であり、「とんでも」が「ない」わけではないのです。
 敬語にするなら「とんでもないです」「とんでもない事でございます」が正解。
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●「滅相もございません」は間違い
 こちらも上と同様、「滅相もない」がひとつの形容詞です。
 「滅相」自体がひとつの言葉なので間違いやすいのですが、こちらも
 「滅相もないです」「滅相もない事でございます」が正解。

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 誤った言葉も繰り返し用いられる事で正しい言葉にとってかわられる事もあるので、何をもって間違いと言うかは非常に難しいところかと思いますが、少なくともサービス業に携わるうえで、言葉遣いはきちんとしていたいと思う今日この頃です。

 

こんな本読みました の巻 その拾壱

 子供が寝た後や、車の信号待ちや、少しの時間に読む本は、医療とは全く関係ない本が好きです。
きちんと、医療関係も毎日勉強してますが(言い訳)。
 今回は、江戸から明治にかけての経済の本です。ちなみに私が好きな経済学者は三橋貴明氏と、この本の著者の上念司氏です。感情論ではなく、歴史やデータから客観的に分析されてみえるからです。

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『経済で読み解く 明治維新』
上念司・著
2016 ベストセラーズ

 一応タイトルに「明治維新」とありますが、内容は江戸時代の経済の話です。日本で明治維新が突然勃発したのではなく、江戸時代にその土壌がじっくり作られたと言うのが主な内容です。
 我々はとかく江戸時代と言うと漠然と、絶対的な身分差があって、武士が農民を支配して搾取していたと言う非近代的なイメージがあります。水戸黄門とかの影響もあろうかと思います。
 ところが、実際は、支配階級である武士の方が困窮し、百姓(農民とは限らない)の方が金を貸しているような現状があったりするわけです。
 
 著者は、デフレに対しては緊縮財政ではなく、貨幣を増やして市場に出し公共事業などによって雇用を引き出していくべきで、デフレ期の消費税増税などには絶対反対の立場です。
 これは歴史的事実として、江戸時代の様々な”改革”の功罪の中でも見て取れます。経済の本と言っても、私のような門外漢にとってもわかりやすく解説してくれてあるので、安心です。

 「経済で読み解く」シリーズは今のところあと『織田信長』『大東亜戦争』があるので、機会があれば読んでみたいなと思います。
 
 

こんな本読みました の巻 その拾

 政治経済や、物理、哲学的な本など、興味はあれども我が拙い脳では読み進まないものが多い事もあり、月3~4冊程度がやっとの浅い”読書好き”の私(本になかなかお金が回せないと言う哀しい理由もありますが)。
 そんな中、今回は少し毛色の違う本に出会いました。しかも、これからの人生におそらく影響を与えうる一冊です。

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『9つの性格』
鈴木秀子・著
2003 PHP文庫

 もうとっくに話題になっているらしいので、今更ながらであれなのですが、私は「エニアグラム」と言うものを初めて知りました。
 これは、「人間は必ず9つのどれかに分類される」と言う公理(自明の大前提)の下で、古代に確立された性格分類だそうです。巷間にあふれる占いのようなものではなく、もっと深い分析から成り立っているようで、かつては秘伝とされていたとの事でした。

 この本によると、9つの性格と言うのは
  1.完全でありたい人
     2.人の助けになりたい人
  3.成功を追い求める人
     4.特別な存在であろうとする人
  5.知識を得て観察する人
     6.安全を求め慎重に行動する人
  7.楽しさを求め行動する人
     8.強さを求め自己主張する人
  9.調和と平和を願う人

そして、それぞれのタイプが下のように関係します(詳しくは本を読んでください)。
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 まずは20×9個の質問に答えることで、自身の「タイプ」を決定します。ですが当然どれかが極端に点数が高い事は少なく、私の場合はネットにある診断なども複数を行ってようやく「これ」と決定できました。

 この診断は面白い事に、タイプが決定して終わりではなく、そのタイプごとに陥りやすい傾向や、その対策、他のタイプとの関係性の築き方などの人生の方針も提示してくれます。これがもうズバッと的を射ているのです。
 
 私はタイプ5なのですが、苦手だなぁと思うタイプ7やタイプ8こそ自分と直接関係する矢印が伸びている事に、驚きました。何より、「どうしてあの人はああなんだろう」と言う疑問が、「性格が異なるから仕方のない事」と少し思えるようになりました。

 本の結びにもありますが、「エニアグラム」が自身を縛り付けたり、また他者を枠にはめて決めつけてしまう事になるなら、それは誤用であり、本来は自分の人生を良いものにするための知恵だと言う旨のことがあり、なるほどなぁと感じました。
 
 私の課題は、知識偏重になりやすく、自分の世界に入り他者を遠ざけやすい事です。
 と言う事で、本からでは得られない様々な体験を増やすため、今年はキャンプ道具を買いそろえてアウトドアに挑戦します!
 
 

訪問の豆知識 の巻 その壱

 職員によるざっくばらんなブログとは言え、せっかくステーションのブログなのに毎度毎度訪問に関係ない事ばかり書くのはいかがなものかと、改めて思う次第であります。

 そこで、職員からあれこれ情報を収集して、訪問看護・訪問リハビリ・訪問介護における役に立つのか立たないのかわからないような、実体験に基づいた豆知識的なものを書いてみたいと思います。
 訪問に携わって間もない方などに向けて、教科書に書いてあることや小難しい技術の話なんかは他の素晴らしいサイトのページがいくらでもあるのでググっていただくとして、ここではちょっと毛色の違うものが紹介できたらと思います。

 さて、とは言え、いつもながら思い付きで書き始めて書きながら内容を考えているのですが、何もネタがないですな。

 う~ん。
 
 訪問リハビリで屋外歩行を実施する事がありますが、目安として、電柱間の距離は約30mだというのを覚えておくと、ざっくり距離が測れます。

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※地形などによって違いはあるそうです。

…とまぁ、こんな程度の役に立つのか立たないのかわからない豆知識を少しずつ集めて書いていきますので、宜しくお願い致します。

 

so cool 送球部 の巻

先日訪問車を運転していると、ランニングをしている高校生が。
ふと見ると、ジャージの背中には、「桑○高校 送球部」と。

ん?送球部?

送る球。
一体何の部活でしょう。 

お恥ずかしながら、「送球部」なるものを私は初めて目にしました。

さっそく調べてみたところ…
ご存知の方から怒られそうですが、
送球とは「ハンドボール」なのだそうです。

うーん。送球ねぇ。
ハンドボールなら、どうして「手球」とか「投球」とかにしなかったのだろう。
「手球」だと、「手玉に取る」とか「お手玉」を連想させるからだろうか。
「投球」だと野球の投手の投球と混同してしまうからだろうか。
いずれにせよ、「送球」はやや腑に落ちないなぁ。
送球部の方には本当に申し訳ありませんが。

さて、調べついでに、他にも色々、漢字になるとわかりにくいスポーツがありました。
ここを読んでいる方は、いくつお分かりになるでしょうか。

1.籠球
2.打球
3.避球
4.闘球
5.鎧球


正解は、

1.バスケットボール
2.ゴルフ
3.ドッジボール
4.ラグビー
5.アメリカンフットボール

5の「鎧球」は見たまんまですが、3の「避球」はちょっとどうなんでしょう。避けるなよ、受けろよ!と思うのは私だけでしょうか…。

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うなれスティック、転がれボール
くぐればそこが青春
来たれ、門球部!


 

五月の絵 の巻

早いもので、五月になってしまいました。
今月も、廊下に色々な絵を貼っております。

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こいのぼり。最近は見かけなくなりました。
我が家もご他聞に漏れず、私の必死の訴えもむなしく、家族の「風でからまる」「雨が降るとすぐしまわないといけない」と言った理由に敗れて遂に破棄してしまいました。

 
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二十四節気七十二候のひとつ、第二十一候は「竹笋生(たけのこしょうず)」と言うそうです。タケノコは「笋」とも「筍」とも「竹の子」とも書きます。
古事記でも、黄泉の国から逃げるイザナギがタケノコで事なきを得たほど、日本では昔からの食材のようです。

「そろそろ、どこかからタケノコが届かないやろうか」
と言うのは昨日のうちの婆さんの弁。


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多度の上げ馬神事。

この荒々しい祭りは何と700年近くも続いているとか。
大和魂とか武士道とか、そういう言葉が死語になっている今ですら、若い男の子がこんな神事に勇猛果敢に挑むのですから、日本人の心には埋火のように眠っているものがあるのかもしれないですね。

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長良川の鵜飼。

見たことがないので何とも言い難いですが、闇に火が浮かぶ光景と言うのは個人的に好きです。そこに更に「水」が加わるので、もう幻想的ですよね。
まぁ、鵜に関しては、何ともコメントのしようがないのです。何せ見たことないので。

ではまた6月に。