鬼の居ぬ間に命の洗濯(後編) の巻

さて、前編に引き続き、鬼(嫁)の居ぬ間の奈良一人旅後編です。

 岡寺(龍蓋寺)を出たら、そのまま細い道を降り、石舞台古墳を横目に見ながら車で約5分。続いて訪れたのはこちらです。

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本堂の写真を撮るのをすっかり忘れていたので、こちらの”二面石”の写真のみ。
ヒントは、”聖徳太子生誕地”


正解は、『橘寺』です。
聖徳太子が生まれたとされるお寺で、御朱印も「太子誕生所」と書いてもらえます。参拝する際に「教科書に聖徳太子と言う名前がきちんと残る事になりましたよ。」とご報告。


続いてはお寺ではないのですが、どうしても行ってみたかったところです。

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『天武・持統天皇陵』

 天皇陵、と言うと仁徳天皇陵のような大きなものをイメージしますが、こちらはほんとに学校や民家の隣にひっそりと存在しています。国難の時代を、仏教の力を借りて治めようとされた天武天皇と、その皇后でもあった女帝・持統天皇がお二人で眠ってみえます。


 さて、天皇陵を後にするとぼちぼちお腹が空いてきたのですが、なにせ午後からは雨の予報なので、ご飯を食べる間も惜しんで、頑張って行きたい場所をあと2ヶ所、回らねばなりません。


 再び来た道を戻り、続いてはこちらです。

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ここは有名です。蘇我馬子が建立した、日本最古の本格的寺院です。
右の写真は”蘇我入鹿の首塚”です。


答えは、『飛鳥寺』
 ご本尊は写真にある釈迦如来像(一般撮影可能な珍しい仏像)ですが、実は飛鳥時代の残りは顔の部分だけ。他は落雷や火災で焼失したそうです。
 飛鳥仏と言うのは”アーモンド形の目””アルカイックスマイル”が特徴。


 飛鳥寺を後にして、北上。再び桜井に入りました。

 最後に訪れたのは、こちら。個人的に、ぜひおすすめのお寺です。

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ヒントは、干支の花絵と、浮見堂。


答えは、『安倍文殊院』
 恐らく、知名度はかなり低いかと思います。案内看板も殆どなく、非常にわかりにくい場所にあります。しかし!とても良いお寺です!
 何と言っても圧巻は、鎌倉時代の仏師・快慶作の、獅子に跨る国宝・渡海文殊菩薩です。7メートルもあります。他にも見どころたくさん。拝観料で、抹茶とらくがんの振る舞い付き!

 ぜひ、飛鳥・桜井方面へ行く際は訪れてみてください!

と言うわけで、以上8か所を回ったところで時刻は13:30。所要時間は約5時間でした。


 こんなところまでお読みいただいてありがとうございました。
 奈良は、とにもかくにも人が少ないのがいいですね。旅の参考になれば幸いです。

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参考経路


 
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鬼の居ぬ間に命の洗濯(前半) の巻

 妻子が1週間ほど実家(山形)へ帰ったので、晴れて自由の身となる私は鳥のように羽ばたいています。
 年に一度ほどの"自由時間"に向かう先は主に寺社仏閣で、最も多いのは奈良です。

 今回の目的地は、奈良の「飛鳥・桜井方面」

名阪国道は針ICで降りて、まずは一路こちらへ向かいました。
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この3枚の写真で、どこかわかりますでしょうか。有名なお寺です。
最もわかりやすいヒントは真ん中の写真の階段ですかね。


 正解は『長谷寺』です(クリックで地図が開きます)。花のシーズンは綺麗でしょうが、今は早咲きの桜が見られる程度。右手に錫杖、左手に水瓶を持つ独特の”長谷式”と呼ばれる十一面観音は圧巻です。

 続いてはそこから10分ほど西へ向かいます。
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これだけでわかるかたは、相当な奈良通だと思います。
ヒントは、国宝「十一面観音像」

 正解は、『聖林寺』
 小さいお寺ながら、美しい観音像が、観音堂と言う所で拝観できるのですが、何とこの観音堂は狭い個室で出入り口の扉も閉めるため、他の客がいなければ密室で1対1で向かい合えるんです。国宝と1対1なんて、こんな光栄な事ないですよ(; ゚Д゚)=3 オススメ!

 そこからそのまま南へ山道を行く事10分程度。続いてはこちら。

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これもなかなか通でないと知らない場所だと思います。ヒントは4月に行われる”蹴鞠(けまり)”


 正解は、『談山神社』
 「神社?お寺やん」と思われた方は鋭い。元はお寺ですが、まぁ、神仏習合と言うやつですね。中臣鎌足と中大兄皇子が乙巳の変(大化の改新)の計画を練ったとされるので「談山」と言います。蹴鞠で二人は知り合ったそうです。


 そのまま山道を下り、明日香村へ入ります。
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明日香の、ゆったり広がる田園と、あちこちで上る煙。大好きな場所です。

 さて、明日香に入ってからまず訪れたのは、こちらです。
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答えが載ってしまっていますね。こちらは『岡寺』です。
別名を『龍蓋寺』と言います。かっこいい!

国内最大の塑像である「如意輪観音」の見応えがありますが、境内をゆっくり回るのも良い場所です。


これで前半です。
雨が心配な日だったので、車をとばして少し急ぎ足で回ったため、ここまでで所要時間は2時間程度。本当はもう少しのんびり、明日香はできれば歩いて回るのがベストなんですけど…。

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参考経路


後半に続く!


 

こんな本読みました の巻 その九

 『古事記』と言えば、7世紀に編纂された歴史書ですが、あまり興味を持って見えない方も多いかと存じます。ですが、自分の生まれた国のルーツを知ることは大切だと思うのです。
 古い言葉で書かれていて、なかなか素人には読解できないので数々の現代語訳や解説書が出ていますが、今回ご紹介するのは小名木善行氏(通称ねずさん)の解説本です。

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『ねずさんと語る 古事記【壱】』
小名木善行・著
2017 青林堂

 本来、日本人は「あえて言葉にしない」「相手の気持ちを察する」事を美徳とします。表面的な言葉や情報を過度に重視する現代人とは異なる点です。
 この本は、「古事記」を額面通り読んで訳しただけの従来の解説とはまったく異なり、古事記の一文字一文字を丁寧に読み解く事で、編者が伝えたかった行間の真意を何とか汲み取ろうとします。

 定説を覆す本と言うのは、多くは荒唐無稽な飛躍した話であったり、都合のよい文献だけをつまんで話をすり替えたりするだけの物が多いですが、この本にある内容は斬新ながらとても論理的で感動しました。
 
 出来れば漫画でもなんでも良いので古事記を一度読んで話の流れを知ってから、改めてこの本を読まれる事をお勧めします。

 

ひと足先に桜 の巻

マ・ファミーユわかばには、ひと足先に桜の便りが届きました。

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縦の長さ約1メートル。
桜の木を思い浮かべながら鉛筆で下絵を描き、色鉛筆で地道に塗り、
ピンク色の薄紙を千切っては貼り、千切っては貼り
仕上げに桜の形に抜いた厚紙を点在させました。
空間が寂しかったので、蛇足ながら富士山を加えました。


玄関入ってすぐの壁に貼ってありますので、施設にお越しの際はひと足早いお花見をどうぞ。
ただし、絵の前での宴会は他の方のご迷惑になるのでご遠慮ください。
 

こんな本読みました の巻 その八

 昨今、某幼稚園や某小学校の一件で話題になっている「教育勅語」ですが、今までしっかり読んだことがありませんでした。  

ネットで調べればすぐ出てきますが、戦前あった「修身」と言う授業の教科書も合わせて読もうと思い、巻末に「教育勅語」も掲載されているこちらを購入してみました。 

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『国民の修身』
渡部昇一・監修 
産経新聞出版 2012

  修身とは、戦前にあったいわゆる道徳の授業で、こちらの本は小学校1~3年生で使われた修身の教科書が掲載されていました。 

 修身の教科書はごく当然の、大切な事が書かれています。ただ、これを学ぶべきは子供だけではなく、むしろ今の親世代や団塊世代ではないかと思いました。  

 また、件の教育勅語に関しては、保守派は、“教育勅語にある日本人としての道徳規範を今一度見直すべきだ”と言って推奨していますし、反日派は、”こう言う洗脳が、国の為に命を棄てる教育に繋がったのだ”と非難をしています。

  個人の主義や思想で解釈が変わるのは致し方ないのかもしれません。ただ、戦後の偏った価値観だけで先人を断罪するのは極めて傲慢です。良いものは良い、悪いものは悪い。
 とりあえずこの機会に、読んでみてそれぞれご一考頂いてはいかがでしょうか。
 

3月の絵 の巻

 いつまで継続できるかは不明ですが、空き時間に、時候に合わせた絵を描いて壁に貼ることにしました。とりあえずは3月、弥生。
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上巳の節句、ひな祭り
もともと、流し雛と言って川に人形(ひとがた)を流す厄落としだったものと、宮中での雛遊びと言う人形遊びが合わさってできたそうです。上巳と言うのは、三月上旬の巳(へび)の日を指しますが、現在は3月3日に固定されています。


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ただいま、真っ最中。
東大寺は二月堂の修二会(しゅにえ)です。
いわゆるお水取りです。
夜の「おたいまつ」の行事では、十メートルぐらいある御松明に火をつけ、僧侶が火の粉をまき散らしながら二月堂を一気に駆け抜けます。
「お水取り 氷の僧の 沓の音」
一度観に行きたい…。
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敬愛する菅原道真公と、飛び梅
左遷された道真公を追って、京都から、左遷先の九州まで一夜にして飛んで追いかけたと言う伝説があり、現在も太宰府天満宮に植えられています。
「東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」は有名な歌。


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啓蟄
二十四節気のひとつ。
「蟄(すごもり)の虫、戸を啓く」
虫たちが地中からはい出てくる時期を指します。
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彼岸の牡丹餅
いや、照り具合がうまく描けたと自画自賛。
甘いもの大好き。

 忙しいさ中に片手間で描く時ほど、集中してうまく描けたりするので面白いものです。
ではまた来月。
 

ひなまつり の巻

今日は上巳の節句ひなまつり
と言うわけで、マ・ファミーユわかばでも今日はご馳走です(いつもご馳走ですが!)。

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散らし寿司に、茶わん蒸し、いちごも。

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こちらはペースト食ですが、色合いなどに非常に気をつけています。

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こちらは、茶わん蒸し完成時の様子。

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食堂もにぎやかです。

厨房の撮影を行うと調理スタッフに怒られてしまうので、私は、今日こそは撮影されている事に感づかれないよう、細心の注意を払いました。

と言う事で、今日のレポートを終了・・・・

↓↓↓

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しまった!見つかった!!

↓↓↓

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これ以上女性が元気になる必要があるのか、ひな祭り、彼は薄れゆく意識の中で思うのであった。