喀痰吸引・人工呼吸器取り扱いに関する実技講習 の巻

痰の吸引と人工呼吸器に関する研修会に行ってきました。
実は痰の吸引というのは「医療行為」にあたり、長らく医師と看護師に限られた行為でした。
自宅での家族の吸痰に限っては一般の方にも許可されていますが、「医療行為」なのです。

ここ何年かで、講習を受けた介護福祉士と、リハビリの一環としての制限の中で療法士にも許可が出ました。
私は理学療法士のため、一応は吸痰が行えるのですが、あくまでそれはリハビリの一環であり、排痰や胸郭ストレッチなど呼吸介助などの手技を行った上で、やむを得ず必要な場合に適切な知識と環境の下で許可された行為です。
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医療度の高い場所でリハビリを行っているためこれまでも吸引の機会は数多くあったものの、正直なところ果たして、療法士としての専門性を最大限に生かした非侵襲的な代替手段をすべて行った上で吸引を行っていたかと言われると、安易な吸引を行ってしまっていたことは否定できません。

吸引の方法やリスクに関して学べば学ぶほど、逆に、いかに吸引を行わずにこれからケアにかかわれるだろうかと言う、まったく逆の着地点に行き着くことに気が付きました。
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我々医療者にとっては日常の何気ない医療行為に過ぎなくても、実は利用者さんは大きな苦痛を感じていることも多いのではないかと思います。
そして、直接問題にアプローチするのが看護師ならば、問題点を未然に予防して苦痛の場面を減らせるのは、もしかしたら療法士の大きな仕事のひとつなのではないかなぁと感じた研修会でした。 
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ウィルスどもよ、お前らに明日はない の巻

手洗い、してますかーーー!

と、言うわけで、手洗い、してますでしょうか。
今更ですが、風邪やインフルエンザの感染経路の多くは、空気感染ではありません
「飛沫感染」と言って、水分を含んだ飛沫が咳などと一緒にあちこちに飛んで付着し、それを触った人がその手で物を食べたりすることで感染が広がります。
つまり、手洗いが予防の第一歩です。

ちなみに、結核など粒子が細かいウィルスなどは空気と共に遠くへ広がりやすいため「空気感染(飛沫核感染)」と言います。インフルエンザなどのウィルスも水分が抜けて乾燥すると空気感染する事もあるので、厳密に飛沫と空気で分類できるものではないですが。

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わかばに来ていただいた方をお迎えするのは、消毒液です。
どうか、ご協力の程、よろしくお願いいたします。
できましたら、お訪ねになった居室へ入られた際にも手洗いをお願いいたします

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そして、万全の予防体制を敷いていても、感染は避けられない場合があります。
万が一の感染の場合には、拡大を防ぐためのしっかりとした対策が必要。
わかば感染症対策チーム始動!

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こちらはノロウィルスの対策グッズです。
中身は、マスク、新聞紙、ビニール袋、靴袋、ハイターなど。
処理対策マニュアルも、しっかり読まねばなりません。

幸い今のところ住宅内で感染症の方はいらっしゃいませんが、今後もこの状態をしっかり継続していけるよう、職員一同、細心の注意を払って職務に当たる所存です!
再度のお願いになりますが、お越しのお客様も、ご協力よろしくお願いいたします。

・・・
ウィルスもそうですが、花粉がつらいっす。


 

鬼 の巻

節分の日。
マ・ファミーユに起こった戦慄の事件を、ここにつづろうと思う。

あれは午後の穏やかなひと時だった。
突如現れた、身の丈7尺の赤い生物。
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地響きと共に、皆が集まる食堂へ悠然と闊歩する。


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天を突く焔のごとき朱の頭髪、一瞥で人間を射抜く冷酷な眼光、骨も噛み砕く金色の牙。
これは・・・鬼だ!!
この接写を遂げたカメラマンの行方は知れない。

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一足飛べばその距離は食卓を裕に超え、刹那に視界から消える。
正に疾風迅雷、入居者に次々と襲い掛かる。

阿鼻叫喚。
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手にした十貫の棍棒をまるで葦のごとく振り回し、その一振りは壁や天井を削り、周囲を塵に変える。

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その場にいた誰もが、為すすべもなく凍り付く
いかなる者が、この鬼と対峙できようか!

・・・その時だった!
鬼が油断したその隙をついて、勇気ある職員が、背後から鬼のパンツを引きずり下ろした!
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「パンツがなくて力が出ない…!」

今だ!
全員で、鬼に向かって豆の集中攻撃!
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ついに、崩れ落ちる鬼。
いかに剛な鬼とて、われらの絆には及ばなかったのである。

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パンツの紐をしめてもらって改心した鬼と記念撮影
めでたしめでたし。

ちなみに、豆は「魔を滅する」と言う言霊からきています(豆知識)。
冬と言う「陰」から春と言う「陽」へ季節が転じる際の邪気を祓うのが、節分の習わしです。
今日は立春、まさに心機一転、頑張って行きましょう!