人間は、考える足でもある の巻

 裸足の良さを学ぶための講習会に行ってきました。講師は、裸足の良さや、本来人間が持っている足から体を作る機能に関して、自らも裸足で生活する事で実践してみえる中京大学の先生でした。

 私は理学療法士ですが、他の分野の専門家の話はまた違った視点であったり気づきが得られるなと感じています。
 今回は、保育園で開催された講習会で、子供の為の足の話を聴く事が目的だったのですが、予想以上に専門的な話で非常に勉強になりました。
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 機能的な靴を履く事によって、現代人は逆に、本来持っていた能力をどんどん退化させてしまったと言う事です。つまり、地面を通して身に付けないといけない身体感覚を、どんどん削ぎ落としてしまったわけです。

 足の構造が出来て、感覚が育つ子供のうちに本当は裸足になってもっともっと走らせる機会を設ける事が、身体にとって必要だと言う話は、もっと多くの親御さんが聴いても良い話だと感じました。

 講習会の後で、真田紐と靴のソールの素材を使用して、自分の足の形に合わせて「ワラーチ」と言う裸足に近い履物を製作しました。
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ワラーチ

 材料さえあれば自分で作る事も可能なので、何とか家で子供の分も作ってやらないと!と思って作り方を頑張ってメモしましたが、ややこしくて途中で描くのを断念した図↓↓
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ワラーチの作り方

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5本足靴と言うものが存在することを、初めて知りました。
©Vibram (HPはこちら)

 靴に頼るのではなく、大人であっても裸足で外を歩き、足は開放してやれば本当はもっと力を発揮するのだと言う事を、改めて勉強しました。

 さて。いきますか。

 靴とかけまして、恋愛と解きます
 その心は…

 はかないのも、時には良いでしょう。


 ……

 ……はい。


 最後に余談ですが、某大手靴メーカーの、「瞬●」と言う人気の子供靴だけは、絶対に避けてください。
 うちの息子は使ってなかったのですが、ちょうどいい具合に「瞬●」を使っている息子の友人が遊びに来ていたので、こっそり失敬して御靴を撮影しました。
 この靴、裏を見れば一目瞭然なのですが、何がおかしいかお気づきになりますか?
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「瞬●」の靴底部分

 左右対称になるはずの靴底が、左右で同じになっています。これは、学校の徒競走の際に左回りが走りやすいように、両側とも靴の左側に荷重がかけやすい構造になっているらしいのです。
 よくよく考えればわかる事なのですが、コーナーを回りやすい構造と言う事は、本来通学などで歩く際には重心が偏り、無意識に脳がそれを修正しようとして姿勢の方が崩れてしまうのです。子供の足の成長の事など、二の次なのですね。

 消費者にここまで見極めて買えと言うのは難しく、企業として情けない話だと思います。
 
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わかば 褥瘡勉強会 の巻

 我らの宿敵である「褥瘡(じょくそう)」
 いわゆる「床ずれ」。
 褥瘡に関して改めてしっかり学ぼうと言うことで、勉強会が開かれました。

 今回は、福祉用具の業者さんに来ていただいて、現状の福祉用具がどれだけ進歩しているかや、扱い方の注意点、意外と知らない操作などを伺いました。

 まずはmolten様から講師をお招きして、高機能マットレス「oscar(オスカー)」の説明をしていただきました。

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勉強会の様子

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体重や体圧の検知や、体位の変換機能があり、更に足部温熱や湿気除去機能まで。
端座位の際の事も考慮されていて、今のマットレスはすごい。


 続いては、パラマウントベッド様から、ホームケア課の城木先生を講師にお招きして、最新のベッドについてお話を伺いました。
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パラマウントベッドって…日本のメーカーだったんですね。

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こちらが、最新の介護ベッド「楽匠Z」
最近では在宅の定番になっていますが、何と言ってもすごいのは、ベッド自体が10°傾くこの機能。

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たかが10°、しかし、この10°で負担がまーったく違うのです。

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職員間で、除圧に関しての検討も行いました。
ただクッションを詰め込めばいいと言うものでもなく、奥が深い。

最後に、真剣に講義にのぞむ職員たちの姿をご覧ください。

↓↓↓

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まぁ、プライバシーと言う事で…。

 

火を弄ぶ人間が、どうしても許せないんだ の巻

203号室から火災発生!!


と言う想定で、マ・ファミーユわかば内で消防訓練が行われました。

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消防署より2名の職員が来て下さり、実際の避難手順や、設備の使用方法について細かく確認していきます。

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能面はプライバシー配慮のため描き込んだもので、実際には被ってません。


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これを読んでいる皆様は、消火器の用意、そして設置場所の把握はしっかりできていますか?!


施設となると、最も重要な問題は、利用者さまをいかに安全に避難誘導するかだと思います。
マ・ファミーユわかばは介護度の大きい方をお受けしている特性上、歩行が困難な方が多いのが実情です。エレベーターを使用できない中で、いかに入居者を安全に外までお連れするかという想定が非常に重要だと感じました。

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もちろん、何より重要なのは、徹底して火災を未然に予防する事なのは言うまでもありません。

「火元は、お前だ!!」
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喀痰吸引・人工呼吸器取り扱いに関する実技講習 の巻

痰の吸引と人工呼吸器に関する研修会に行ってきました。
実は痰の吸引というのは「医療行為」にあたり、長らく医師と看護師に限られた行為でした。
自宅での家族の吸痰に限っては一般の方にも許可されていますが、「医療行為」なのです。

ここ何年かで、講習を受けた介護福祉士と、リハビリの一環としての制限の中で療法士にも許可が出ました。
私は理学療法士のため、一応は吸痰が行えるのですが、あくまでそれはリハビリの一環であり、排痰や胸郭ストレッチなど呼吸介助などの手技を行った上で、やむを得ず必要な場合に適切な知識と環境の下で許可された行為です。
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医療度の高い場所でリハビリを行っているためこれまでも吸引の機会は数多くあったものの、正直なところ果たして、療法士としての専門性を最大限に生かした非侵襲的な代替手段をすべて行った上で吸引を行っていたかと言われると、安易な吸引を行ってしまっていたことは否定できません。

吸引の方法やリスクに関して学べば学ぶほど、逆に、いかに吸引を行わずにこれからケアにかかわれるだろうかと言う、まったく逆の着地点に行き着くことに気が付きました。
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我々医療者にとっては日常の何気ない医療行為に過ぎなくても、実は利用者さんは大きな苦痛を感じていることも多いのではないかと思います。
そして、直接問題にアプローチするのが看護師ならば、問題点を未然に予防して苦痛の場面を減らせるのは、もしかしたら療法士の大きな仕事のひとつなのではないかなぁと感じた研修会でした。 

AED講習会  H27.5.19

理学療法士の杉野です。

マ・ファミーユわかばにも、AEDが設置されます。
本日は講習会です。

AEDの小さな赤い箱に凝縮された高度なテクノロジーに驚きました。

一度その最先端技術を、自分の身をもって電流を受けて確かめてみたいですが、確かめる時には意識がないというジレンマ。

使わずに済めば何よりですね。
AED
右端が、最近働きすぎていて心配な伊藤所長です。