こんな本読みました の巻 その拾四

 終戦記念日と言う事で、是非ご紹介したい本があります。
 
 こちらは、英国人ジャーナリストが書いた、先の戦争の総括の本です。
 日本人は、先の大戦における日本の事を何も知らないのです。

 戦後、GHQが徹底的に「日本が侵略国だった」と言う洗脳を行い、これに日本の左翼と言われる人が加担したためです。

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『大東亞戦争は日本が勝った』
ヘンリー・S・ストークス(著)/藤田裕行(訳)
2017 ハート出版

  戦前の世界は、白人が奴隷的な植民地支配で有色人種から搾取する状態でした。日本の戦争は侵略ではなく、欧米の侵略に対する自衛だったのが事実です。
 日本が立ち上がる事によって結果的に白人支配を終わらせてアジアを独立させると言う目的が果たされたわけなので、視点を変えると日本の勝利だったと言うのが本書の内容です。

  「戦争は悲惨だ」「だから戦争はやってはいけない」そんな事はわかり切っています。
 ただし、本当に平和を願うなら、空論で思考停止せずに、先の戦争が起きた当時の世界情勢や背景を客観・多角的に分析する必要があるのではと思います。

 我々は、戦争を経験したご高齢の方と接する機会が多い仕事です。様々な立場で戦争を戦い抜いた方々に、心から感謝の念を持って、お返しができればと思っています。
 
 
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こんな本読みました の巻 その拾参

 私事ですが、桑名の星川にある「三洋堂書店」さんによく行きます。百田尚樹氏の新著『今こそ、韓国に謝ろう!』が店頭に平積みになっているなど、個人的に選書にとても好感が持てるのです。
 
 どうしても売ってない本はAmaさんでポチりますが、”なるべく本屋さんで買おう”キャンペーンを自分で展開中です。
 前置きが長くなりましたが、三洋堂さんをぶらついた時に目に留まってしまい、衝動買いしてしまった本をご紹介します。

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『論理的思考力を鍛える33の思考実験』
北村良子・著
2017 彩図社

 思考実験と言うのは、実際に実験を行うのではなく、様々な条件下の状況を想定し、頭の中でその思考を楽しむものです。

 例えば、『モンティ・ホール問題』がありますが、これは、3つの選択肢の中から1ひとつの当たりを引くのですが、ひとつを選んだ時点で、答えを知っている出題者側から、選ばなかった2つのうちハズレのほうを除いた後、「最初の選択肢と残りのひとつ、選択を変えますか?」と質問されます。さて、変えた方が当たりやすいかどうか、と言う問題です。
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どう思われますか?

最初に選んだ時点でどれを選んでも確率は当然1/3です。
その後何が起ころうが、その確率は変動しないのでは?と思われる方が多いかと思います。
ところが実はこの場合、変えた方が当たる確率が2倍に上がるんです。さて、なぜでしょう…。

 こんな風な数学的な確率の問題から、『トロッコ問題』のような、”見過ごして5人の犠牲をとるか手を加えて別の1人の犠牲にとどめるかの選択”など、「うーん」とうなる心理的な思考実験もあります。

 とてもわかりやすく解説がしてあり、1~2時間でサクッと読めてしまうので、興味があればぜひ手に取ってみてください。
 

こんな本読みました の巻 その拾弐

 「最も尊敬する歴史上の人物は?」と問われたら、皆様なんと答えますか?
 歴史上の偉人というのは、後世の都合によって課題に評価されていたり、その逆もまた然り。
 
 「最も尊敬する人物」と問われて私が即答する、『楠木正成』も、後世の(GHQの)都合で存在が軽視されている一人かと思います。と言う事で、本日ご紹介するのはこちらです。
 

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『真説 楠木正成の生涯』
家村和幸・著
2017 宝島社新書

 楠木正成と聞いて、名前ぐらい聞いた事あるなぁ程度の人が殆どかと思います。…念のため、「正成」は「まさしげ」と読みます。

 楠木正成は河内(大阪)の悪党(※”悪い人”という意味ではなく幕府の管轄でない領主のこと)でした。戦っては古今の兵法に通じて様々な戦略を駆使して幕府の大軍勢を圧倒し、統治しては自らを律し、領民の声を最も重んじて公のための政治を行った、智・勇・仁を兼ね備えたリーダーでした。

 北条高時が私利私欲で支配する鎌倉幕府を倒すべく、正成は後醍醐天皇の勅を受けて決起しました。千早城の籠城戦などは伝説的です。足利尊氏新田義貞といった御家人も倒幕に加わり、ついに幕府は滅びます。しかし、その後反旗を翻した足利尊氏と「湊川の戦い」に臨んで破れ、自害するに至りました。

 自分のためでなく、常に公のため。楠木正成を知ることは、日本人としての生き方を知ることだと思います。これほどの偉人なのに、どこを探しても子供向けの伝記が全くないのが残念です…。
 ぜひ、読んでみてください。
 

こんな本読みました の巻 その拾壱

 子供が寝た後や、車の信号待ちや、少しの時間に読む本は、医療とは全く関係ない本が好きです。
きちんと、医療関係も毎日勉強してますが(言い訳)。
 今回は、江戸から明治にかけての経済の本です。ちなみに私が好きな経済学者は三橋貴明氏と、この本の著者の上念司氏です。感情論ではなく、歴史やデータから客観的に分析されてみえるからです。

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『経済で読み解く 明治維新』
上念司・著
2016 ベストセラーズ

 一応タイトルに「明治維新」とありますが、内容は江戸時代の経済の話です。日本で明治維新が突然勃発したのではなく、江戸時代にその土壌がじっくり作られたと言うのが主な内容です。
 我々はとかく江戸時代と言うと漠然と、絶対的な身分差があって、武士が農民を支配して搾取していたと言う非近代的なイメージがあります。水戸黄門とかの影響もあろうかと思います。
 ところが、実際は、支配階級である武士の方が困窮し、百姓(農民とは限らない)の方が金を貸しているような現状があったりするわけです。
 
 著者は、デフレに対しては緊縮財政ではなく、貨幣を増やして市場に出し公共事業などによって雇用を引き出していくべきで、デフレ期の消費税増税などには絶対反対の立場です。
 これは歴史的事実として、江戸時代の様々な”改革”の功罪の中でも見て取れます。経済の本と言っても、私のような門外漢にとってもわかりやすく解説してくれてあるので、安心です。

 「経済で読み解く」シリーズは今のところあと『織田信長』『大東亜戦争』があるので、機会があれば読んでみたいなと思います。
 
 

こんな本読みました の巻 その拾

 政治経済や、物理、哲学的な本など、興味はあれども我が拙い脳では読み進まないものが多い事もあり、月3~4冊程度がやっとの浅い”読書好き”の私(本になかなかお金が回せないと言う哀しい理由もありますが)。
 そんな中、今回は少し毛色の違う本に出会いました。しかも、これからの人生におそらく影響を与えうる一冊です。

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『9つの性格』
鈴木秀子・著
2003 PHP文庫

 もうとっくに話題になっているらしいので、今更ながらであれなのですが、私は「エニアグラム」と言うものを初めて知りました。
 これは、「人間は必ず9つのどれかに分類される」と言う公理(自明の大前提)の下で、古代に確立された性格分類だそうです。巷間にあふれる占いのようなものではなく、もっと深い分析から成り立っているようで、かつては秘伝とされていたとの事でした。

 この本によると、9つの性格と言うのは
  1.完全でありたい人
     2.人の助けになりたい人
  3.成功を追い求める人
     4.特別な存在であろうとする人
  5.知識を得て観察する人
     6.安全を求め慎重に行動する人
  7.楽しさを求め行動する人
     8.強さを求め自己主張する人
  9.調和と平和を願う人

そして、それぞれのタイプが下のように関係します(詳しくは本を読んでください)。
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 まずは20×9個の質問に答えることで、自身の「タイプ」を決定します。ですが当然どれかが極端に点数が高い事は少なく、私の場合はネットにある診断なども複数を行ってようやく「これ」と決定できました。

 この診断は面白い事に、タイプが決定して終わりではなく、そのタイプごとに陥りやすい傾向や、その対策、他のタイプとの関係性の築き方などの人生の方針も提示してくれます。これがもうズバッと的を射ているのです。
 
 私はタイプ5なのですが、苦手だなぁと思うタイプ7やタイプ8こそ自分と直接関係する矢印が伸びている事に、驚きました。何より、「どうしてあの人はああなんだろう」と言う疑問が、「性格が異なるから仕方のない事」と少し思えるようになりました。

 本の結びにもありますが、「エニアグラム」が自身を縛り付けたり、また他者を枠にはめて決めつけてしまう事になるなら、それは誤用であり、本来は自分の人生を良いものにするための知恵だと言う旨のことがあり、なるほどなぁと感じました。
 
 私の課題は、知識偏重になりやすく、自分の世界に入り他者を遠ざけやすい事です。
 と言う事で、本からでは得られない様々な体験を増やすため、今年はキャンプ道具を買いそろえてアウトドアに挑戦します!