芋でも食って元気出せ の巻

秋と言えば、何といっても焼き芋でございます。

何を隠そう私は、焼き芋が好きです。
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 考えてもみてください。
 数ある野菜の中で、ただ焼いただけであれほどおいしく食べられるものがあるでしょうか!?

 なんとなく、焼き芋を電子レンジやストーブの上で焼いていた私ですが、ひょっとしたらこれでは、サツマイモの能力を最大限まで引き出せていないのでは、ふと思いました。

 さっそく調べてみました。

 サツマイモの甘さの秘密。それは、サツマイモに含まれる「βアミラーゼ」と言う消化酵素が、熱せられた「でんぷん」に働きかけて、「麦芽糖」と言う糖を作る事で生まれます!
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つまり、麦芽糖ができないと、せっかくの良いサツマイモも、甘くならないわけです。

 では、どうやってこの麦芽糖をたくさん作らせるかと言うと、良い加減で熱を加えればよいとの事です。良い加減と言うのが、65~75℃だそうで、できるだけこの温度を保つ時間を長くする事が必要だそうです。

 この温度と言うのは、電子レンジでは一気に過熱しすぎて通り越してしまってダメなのです。


 家で飯盒を使ってご飯を炊こうと思ったので、ついでに炭で焼き芋を焼いてみることにしました。キャンプで余っていた炭に火を起こし、その中にアルミホイルで包んだサツマイモを埋めてみました。
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キャンプ用焚火台

 ところが、先述の通り飯盒を作るつもりだったので、炭の上でさらに火を起こしてしまい、それが災いして結果的に表面が真っ黒こげのサツマイモになってしまいました。
 ※中身はしっかり焼けていたのでおいしくいただきました 
 
 さて、残った炭には、まだ熱がこもっています。炭と言うのはすごいですね。2~3時間経ってもまだ熱が残っていて、新聞紙などを上に置くと燃えるぐらいのエネルギーを持っています。
 
 せっかくなので、白くなった炭や灰の中に、サツマイモたちを埋もれさせてみました。

 待つこと20分ほど…

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おお、今度はうまくいきました!

 火はなかったので、”焼く”と言うより”熱する”と言った感じでしたが、断然甘くなりました。
 なるほど、石焼き芋も、焼くというより石で熱している感じなのでしょうね。

 次回は、ダッチオーブンを使って挑戦してみたいなぁと思います。焼き芋への探求はまだ始まったばかり。

 
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今日もご飯がおいしいよ の巻

今日は、明治節(文化の日)と言う事で……

あ、…
……、何ですか?

厨房のチーフであるDさんが、こちらへ近づいてみえました。

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ひ、ひぃ!

いや、それは、すみません、厨房の方が頑張って見えることは、よくわかって…

ただちょっと何かと立て込んでおりまして…

なかなか時間が、ですね…

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すみません!すみません!
書きます書きます、書きますんで!


と、言う事で、気を取り直しまして

本日も、我がマ・ファミーユわかばはご馳走でした。
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豪勢な天ぷらですよ!

そして、続いてはなかなか普通食が召し上がれない方の為のペースト食ですが、少しでも元の食材がわかるように形を残そうという厨房の方の努力が出ている点をご覧ください。
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次は、新嘗祭(勤労感謝の日)特別メニューにご期待ください!

厨房、ばんざーい!

すべてフィクションです。実際のDさんはとても穏やかで素敵な方です。写真が少なかったので、少しでもふくらまそうとこんなことになってしまった点を、関係者の方々にお詫び申し上げます。

 

民意民意と季節外れのセミが鳴く の巻

 22日は、衆議院議員の投票日でした。
 雨の中ではありましたが、皆様、投票には行かれましたでしょうか。

 私は、二つ折りの投票用紙が、スッと箱の底へ落ちていく感じが好きです。
 頼むぞ!と言う気持ちになるからです。
 選挙に参加して初めて、応援も批判も失望もする権利があると思います。
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 ところで、結果はご存知の通りとなりました。

 それはともかく、私は、テレビを観ていてとても気になる事があります。
 それは、普段は「与党は国民の声をきけ」とか「民意を受け入れろ」などと言っているメディアが、選挙で自分たちの期待した結果が出ないとすぐに「野党が分裂したからだ」などと言い訳を必死で探し、「これを民意だと思うな」とか「国民の半数は認めていない」とか平然と言ってのけることです。

 メディアにこそ言いたい。これが民意だ!と。

 直前に各社が行う内閣支持率は何とでも数字を改ざんできたとしても、選挙自体に不正が介入していない以上、結果がすべてだと思うのです。それが民主主義です。

 私は特に特定のどこを支持するでもないのですが、個人的に今回の野党の敗因は、安全保障や経済の重要課題に対して何ら現実的な対案を出さずに、批判だけの議論や不毛な追求ばかりに終始した醜態に、有権者が辟易した結果だと思います。

 党利党略、私心ではなく、この国の未来を真剣に考えてくれる人に国会へ出ていただきたいと切に願います。
 


 

雨の女人高野 の巻

 有給休暇をいただき、独りで旅に出ることにしました。

 行きたい所は多々ありますが、一応子供たちも帰ってくる昼過ぎぐらいまでに帰宅しようと思い、今回は奈良の中でも外れにあるのでなかなか行けなかった「室生寺」へ行く事にしました。

 空海の開山した女人禁制の高野山に対して、同じく空海にまつわりながらも女性の参拝が可能であったことから、「女人高野」と呼ばれたそうです。良い響きですね、女人高野。

 員弁から1時間半。名阪国道を通って「小倉I.C」で降りて「やまなみ街道」を走り、ようやく到着。奈良県は宇陀市にあります。
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朱色の太鼓橋を渡ると山門。そこを右へ抜けると仁王門が。

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境内でまずあるのが金堂。ご本尊である「釈迦如来像」及び脇侍や十二神将。
堂内は外縁からしか拝観できず、仏像までちょっと遠いのが残念。

 聞けば来週から特別拝観で堂内に入れる(別料金)らしいのですが、例え入ったにしても仏像までには仕切りもあるので近づけるわけでもなく、それなら普段から堂内までは入れてくれてもいいような作りでした。

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本堂を過ぎると、国宝の五重塔が。
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檜皮葺の五重塔って初めて観ました。
にしても、案外小さい…。

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その五重塔の脇を抜けて、更に進みます。

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雨のおかげで、苔が映えてとても美しい…。

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更に、山道を奥へ進んでいきます。
目指すはその名の通り「奥の院」

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結構きつい石段がずーっと続いて行きます。

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霧と言うのか霞と言うのか、雨のおかげで幻想的。

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ようやく、てっぺんが見えました。
カリン塔の頂上にたどり着いた悟空の気分。

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到着!!

 到着するまでの景色がとても良かっただけで、頂上は取り立てて何かあるわけではありませんでした。ただ、奥の院だけでしかない御朱印もあるようなので、目的の方は頑張って上って下さい。

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室生寺の御朱印。
左は秋限定の青龍ver. 右はご本尊の御朱印

 御朱印は仁王門の所と、本堂と、奥の院の三ヶ所でいただけますが、種類がとても多いです。

 さて、室生寺ですが、総合的にはかなりお勧めのお寺です。紅葉の季節や春のシャクナゲが有名なようですが、できれば、境内散策は雨上がりがベストかと思います!
 
 奈良は、全国屈指の名所があるのに観光客が少なくて好きです。
 

こんな本読みました の巻 その拾伍

 久々に、読んだ本のご紹介です。

 本は毎月せいぜい3~4冊とは言え一応読むのですが、巷間で話題の本!とか、○○賞受賞!とか書いてある本は一切読む気がないと言うひねくれ者なので、ここに書けるような本がないのです。

 さて、久々に書くのは、こちらです!
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『動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』
福岡伸一・著
2017 小学館新書

 「生命とは何か」などと仰々しく見出しがありますが、決して難しくないように書かれているので、読んでいて「へぇ」「なるほど」がたくさんあります。

 生命とは何か。37兆個の細胞でできているに過ぎない人間は、決して部品が組み合わさなったプラモデルではない。では、命はどこにあるのか。これは以前読んだ哲学的な本ともリンクする命題です。哲学と科学が、同じことを突き詰めているのは面白いです。

 命とは、エントロピー増大と言う自明の流れに逆らいながら、新陳代謝を繰り返す事によって平衡を保つ営みそのもの。命とは、流れそのもの。ちょっとした感動すら覚える内容でした。

 蛇足ですが、食物の代謝に関する話のこぼれ話で、コラーゲンは完全に分解されて吸収されるので、コラーゲンとして肌やら関節やらに届くことはありえない、とありました。
 健康食品ってのは一体何なのでしょうね。また、コラーゲンは肌に塗っても届きません。
 
 秋の夜長に、ぜひとも読んでいただきたい一冊です。